ESCAPE (クリアブルーコミュニケーションズ)


『原画キャラクター設定・脚本:内田一菜先生/鹿乃しうこ先生
 ゲームスクリプトアレンジ:バーバラ片桐先生/水戸泉先生』

 えっとね。
 まず、上にあげたパッケージの記述。もしかしてこれ同人ソフトですか? 豪華ゲストですか?
 お名前を知ってはいますがファンというわけではない私。「すごく面白いよ!」と勧められて買ったんです。某誌でもお勧めBLゲームNo.1でしたし。

 まず、オープニングに続いてなんの状況説明もないまま突然現れる、やけにファンシーなマップ画面。
 驚いたことに、
テキストを読んで進めるゲームなのに、早送りも巻き戻しもできない。
この最高にイライラするゲームシステムでありながら『お勧めNo.1』というからには、半端な面白さじゃ納得せん、と初手からケンカ腰ですいません。

   校門で担任の先生をからかう主人公。あまりの天然ぶりに「クラス委員の天野が」(ここ重要)しっかりしてくださいよなどと言っているくらいだ、と主人公の述懐。
 さて教室で、そのクラス委員の天野に話しかけられる主人公。

主人公「誰だこいつ?」

おい待て。

 バグかな、とマウスをぶん投げたいのを耐えて、とにもかくにも最終ステージへ。
 アパートで2回ほどぶつかっただけの男が何故か「攻略可」だったので選んでみると、

男「電話しているのを見られたのがまずかったか・・・」

そんな場面、見てません。

 だから見てないっつーのに強引に連れて行かれ、この男が現役の刑事だってこととかが、主人公には既知のこととして語られます。

 この時点で、「ああ、制作時間が足りなくて、ヤッツケ仕事であちこち破綻してるゲームなんだな」と見限ればよかったんですが。

なにしろ『お勧めNo.1』

 何人か攻略すれば面白みが出てくるかもと続行。

セーブデータ、なぜか少し前からロードされる。

 ・・・こういう
 こういう最悪でやりにくいゲームシステムなのに、なお『お勧めNo.1』なんだから、さぞかし良いゲームなんでしょうねえ。あん?

 気を取り直して担任の先生を攻略。次は誰を攻略しようかと、リスタート。早送りできないイライラがつのります。

 で、兎好きの少年と仲良くなって、兎の赤ちゃんがいつ生まれるのかとかお話します。
 ところがある日突然、

主人公「兎の赤ちゃん、いつ連れてくるの?」
兎少年「まだ目があいてないから」

 いつの間に産まれたんだよ、まあいいかこのくらい。と思っていたら翌日になって、

兎少年「産まれたんだよ!」

はあ?

 昨日の会話はなんだったんじゃい。

 なんというかこうも話が前後すると、やっぱりこれ、同人ソフトなんだろうかと思ってしまうんですが。どうなんですか。

 ほかにも主人公が男性向けのエロゲっぽく、長い前髪&目無しって。それBLにおいて意味あるのかしらんとか。

 バッド・エンドの、これまでのシナリオは完全無視のキテレツな展開とか。

 強姦したくせに、終わってから「後悔してる?」なんていつのまにか合意の上のセックスだったかのような台詞とか(単に主人公が、ストーカーなみの妄想爆走族なのかもしれませんが)。

 いくらなんでも結婚式から新郎を連れて逃げ出したら、新婦サイドから『怒られるだけで済んだ』なんてそんなわけねーだろとか。

 フルボイスだろうが20人攻略だろうがエロCG満載だろうが、こうなるとうっとうしいです。あのとんがった尻が目に痛いです。



結論。
 このゲームが、くどいようだが『お勧めNo.1』だったという事実に、いまのBL界のすさまじいレベルが伺えます。バーバラ片桐さんの小説は嫌いじゃないですよ。
 でもね、このゲームを他人にお勧めできるほど不死身じゃないです。


 ちなみに、このゲームを勧めてくれた人に、
どこがどうお勧めなのか具体的におしえてくれないか
とお伺いをたてたところ、
かれこれ半年、音沙汰がありません。
 誰かおしえて。




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